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05-13, 2006

「マール王国の人形姫」プレイ感想

アプリが終わったので、もう大分昔のソフトになってしまいますが、感想を書こうかと。
というか、やり直したら「いい…!」と再認識したので。

カテゴリは一般にしてるんですけど、かなり女の子向けRPGです。

マール王国の人形姫 PS one Books マール王国の人形姫 PS one Books
PlayStation (2001/12/20)
日本一ソフトウェア

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いつもですがネタバレ注意。
てか、ストーリー説明入れてるせいかいつもの暴走気味日記よりは抑え目かと(笑)
「女は行動力!」なRPGです。
主人公は不思議なラッパを持った、人形と話すことのできる女の子コルネット。
王子様を夢見ているふともも重量級なお嬢さんです(笑)<いやそこまでではないですが
相棒は動く・話せる人形クルル。

ある日コルネットは森の中でモンスターに襲われ、王子様に助けられます。
コルネットは王子様に会うために……。



というのが冒頭部の説明。
人形たちと話ができる、人形が仲間になるという設定がかなり好きです。
随所に盛り込まれたミュージカルシーンが素敵。
全体の雰囲気も絵本を見ているよう。
難易度は低めです。ただ人形ごとにそれぞれのエピソードがあるので、それを見ようとすると難易度が上がるかも。


王子様に会うために、「ミス・マールコンテスト」に出場し、優勝したコルネット。
王子様といい雰囲気になったその時、悪名高い魔女マージョリーが現れ、王子様を間違えて石に変えてしまった挙句攫っていってしまう。
コルネットは、自分の手で王子様を助けることを決意する……。



「王子様を自分で助けに行く」といくという展開がすかっとします。
しかしながら、メルヘンな雰囲気とは裏腹に、織り込まれるエピソードは結構辛辣なものが多いです。
飛竜を守り神とは知らず倒してしまったり(そして償いとしてその子どもを連れて行く)、身分違いの恋の行く末が二人の死だったり。
さらっと重いテーマや言葉が出てきたりしてどきっとします。
そこも魅力ですが。
なのでラストもコルネットは助けた王子様に「あなたを助けるために多くの犠牲を払ってきたから私にその資格はない」と告白せずにその場を離れようとするのですが、王子に引き止められ、「それならば一緒に罪を償おう」でエンディングに繋がるわけです。
てかホント、ルートは一本道だけど濃いですよ……。
結婚し、コルネットの幸せを見届け去っていくシェリー。
そして、コルネットとフェルの子どもの名前は?
で本編は終わるのですが、2で確認するまでもなく明確なのですが、二人の子どもの名前は「クルル」なのです。という。
ベタと言えばベタですが、大好きなラストです。


キャラ別感想。

<クルル>
もう、涙で前が見えませんよ……。
プレイし直したら、最初から意味深会話の連続だった……。
クルル=シェリー(コルネットの母)であり、「コルネットが幸せになるまで」という約束で自分の魂を人形に移した、という設定なのですが、このソフトだとシェリーのバックグラウンドがわかりません。
この次と次の作品で明かされるのですが、そっちもだだ泣きですよ。
特にシェリーの歌は良いのでおすすめ。この作品には出てきませんが「小鳥」が好きだなあ。
マール王国は全編に渡りシェリーが主役ですよ。母の愛だ。

<エトワール>
いいキャラです。コンテストの、父親とのやりとりとか泣かせますね。
(家族ネタに弱いから私;;)
みみず列車ではタイミングの合わなささにキレそうでしたが(苦笑)
あれって2回目じゃないとちゃんと6ターン目に倒してもタイミング合わないんかなあ;;

<フェルディナンド王子>
声が森川さんなんです。王子キタコレ(笑)

<マージョリー一味>
「悪の華」がホント好き。2ではかなりいい人になってます。
いや、こっちでもかなりいい人なんだけど。というかいいキャラ。

<人形たち>
たまご3兄弟のやりとりが漫才で笑えます。
「俺たちはヒーローを目指してるんだぞ? これじゃ芸人じゃないか」
まさにその通りで(笑)
忠犬コロのエピソードは犬好きには堪らないのでは。


笑い有り涙有り、あとちゃんとRPGしてるとこがお勧め要素です。
乙女ゲーというにはもの足りないかもですが、ハマります。
2は娘クルルの話なのですが、かなりサブエピソードが面白いです。
恋愛要素を求めるならば、1よりも2かも。チェロはかなりツボ…。
あ、尽を落とせなかったと嘆く方は是非(笑)<こっちも折笠さん
続編の「天使のプレゼント」まで続いてしまいますが。


アプリ版は手軽でいいけど、ミュージカルをちゃんと見たい方はやはりプレステ版推奨ですね。
ちなみに我が家では、2以降は私が布教して大ハマリした妹が購入いたしました(笑)
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